大阪市城東区の泌尿器科,人工透析,腎臓内科
にしたに腎・泌尿器クリニック

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当院の透析治療について

当院の透析治療の方針 ―より元気で、より長生きしていただくために―

透析装置の進歩に伴い、透析診療の医療水準は年々向上しています。一方、透析患者さんの高齢化もあって、患者さんの5年生存率は、全国的に見ると、ここ10年(2001年~2010年透析導入開始)で60%前後と明らかな改善が見られておりません(※)。

透析患者さんの3大死亡原因は、一般人口と同様に「悪性腫瘍」「心疾患」「感染症」ですが、それらの比率は一般とは大きく異なります。一般人口では約3割を占める「悪性腫瘍」による死亡が、透析患者さんでは約10%と少ない一方で、「心疾患」と「感染症」による死亡はそれぞれ約25%と大変多く、2大死亡原因と言うべき状態となっています。

私どもは、長年に亘る腎不全治療の知識と経験に基づき、日々きめ細やかな管理によって患者さんのそれらの合併症を防ぐべく、全力で取り組んでおります。
 
その一環として、透析針の穿刺は基本的に医師が行っています。毎回ベッドサイドで患者さんに直接触れる事により、命綱と言うべきシャントの状態のチェックや、会話だけでは分からない患者さんの体調など多くの情報が得られると考えています。また透析中の患者さんへの対応は、医師ならびに看護師を主体としています。

当院の透析患者さんの治療成績につきましては、「当院の透析治療成績」をご覧ください。

(※)出典:「『図説 我が国の慢性透析療法の現況 2015年12月31日現在 』6)年間粗死亡率と生存率)」https://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2016/2015all.pdf

当院の透析室

透析装置にはオンラインHDF対応の機種を導入しています。透析液の清浄化には細心の注意を払い、患者さんの安全に配慮しています。

(当院では、オンラインHDFに必要な水質基準をクリアしており、透析液水質確保加算及び慢性維持透析濾過加算の届出をしています。)


アメニティー面では、患者さんに透析時間を快適に過ごしていただくため、全ベッドにDVDプレーヤーつきの可動型液晶テレビを導入しています。また、透析室内に無線LAN設備を設置しており、ノートパソコンやタブレット端末でのインターネット接続が可能です。

透析中にお食事をご希望される患者さんには実費(400円程度)にてご提供が可能です。

通院が困難な患者さんは、ご自宅からクリニック間の送迎を行っています。送迎を利用して、城東区だけでなく、近隣の都島区、旭区や鶴見区などからも患者さんがいらっしゃっています。
(送迎可能な範囲につきましてはお問い合わせください。)

透析中の運動療法 (電動サイクルマシン)

透析患者さんはどうしても運動不足になりがちで、そのため足腰の筋力が低下して転倒や骨折を起こしやすくなったり、心臓・血管の障害を起こしやすくなったりします。

当院では、透析治療中に寝た姿勢で足こぎ運動ができる電動サイクルマシン(エスカルゴⅡ)を導入し、患者さんにご利用いただいています。

休憩室、ロッカールーム

休憩室
送迎の待ち時間などにお使いいただいています。患者さん同士の交流の場にもなっています。ここでお食事をおとりになる患者さんもいらっしゃいます。

ロッカールーム
ロングサイズの個人用ロッカーをお一人さまに一台ご用意しています。冬物のコートなども楽々収納できます。